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昇給時期はいつがいい?

働いている人であれば昇給時期は気になりますよね?

今回は「昇給時期は、いつがいいのか」ということについて調べて見ました。

一般的な昇給時期は4月

多くの企業では、昇給時期を4月に定めているところがほとんどのようです。4月に働く分の給与から昇給し、5月以降にもらう給与が増えるというのが一般的です。

私の推測になりますが、昇給時期が4月という企業が多い理由は、「新入社員が入社してから1年経過したから」とか「公務員の人事異動が4月だから」といった人事関連の動きがあるからだと思います。

ですが、法律で決められているわけではないので、昇給時期が決まってない企業や昇給が全くないという企業ももちろんあります。

昇給時期を変えるだけで社会保険料の節約になる

働いている人はほとんどの方がご存知かと思いますが、
 「4月、5月、6月に支払われた給与の総額を平均した金額」
から社会保険料の算定の基礎となる標準報酬月額が決定します。

そのため4月に昇給した場合、5月、6月に支払われる給与が増額します。昇給額によっては、4~6月の給与総額が増え、社会保険料の等級が変わり社会保険料が増えることが考えられます。

社会保険料率

例えば、40歳以上の人(介護保険第2号保険者に該当)が4月に昇給し、標準報酬月額が19万円→20万円に変わったとします。
【19万円】22,477(健康保険料)+34,770(厚生年金保険料)=57,247(総額)
【20万円】23,660(健康保険料)+36,600(厚生年金保険料)=60,260(総額)
【差 額】3,013円
となります。9月から社会保険料に適用されるため、9月から翌年8月までの12か月間で、
3,013円×12ヵ月=36,156円の差額になります。(但し、事業主と従業員で折半になりますので実質効果としては半分です。)

もちろん昇給の額によって状況は変わってきますが、こういったケースは十分考えられますので、昇給時期をずらすだけで社会保険料の節約になると考えられます。

ちなみに、皆さんが支払っている健康保険料は、所属している健康保険の種類によって異なります。上図は、全国健康保険協会(協会けんぽ)になりますので、ご参考まで。

 最後に

「昇給時期は4月」とあまり気にせず社会人として働いてきた私ですが、立場が変わりこういった細かなところにも気をつける必要があるんだと思い知らされました。。

以前友人から、「3月~5月は残業少なくしたほうがいいよ」と言われたことがありましたが、こういうことだったのかと勉強になりました。月額だと大した額ではありませんが、年間で考えると結構大きいですよね。・・・知らないって損ですよね。