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NASの共有フォルダが開けない(続編1)

小さな会社のネットワーク構築を担当している管理人の壱です。

NASの共有フォルダが開けない件について、サポートに問い合わせてみたので、その結果についてご報告します。

前回の記事はこちら

サポートセンターに問い合わせ

NASの設定もしくはWindowsのネットワーク関係に関する設定が問題と判断したため、まずは、I-O DATAサポートセンターへ問い合わせてみます。

I-O DATAサポートに電話してみる

電話:050-3116-3025
※受付時間 9:00~17:00 月~金曜日(祝祭日をのぞく)

・・・

・・・

・・・なかなかつながらないですね。。

どこのサポートも似たようなものなんでしょうが、I-O DATAのサポートはかけたまま待つことができません。いったん自動的に切れてしまいます。

1時間の間に数分おきに5回程度電話してやっとつながりました。

I-O DATAサポートに電話しても原因はわからず・・・

自己紹介、製品、症状を伝えて、解決方法の指示を待ちます。

初めに確認したのは、「Windowsキー」+「R」を押してのファイル名実行を起動し、NASのIPアドレス先の「\\192.168.100.100」を入力してみます。もちろんつながりません。画面に出たエラーメッセージも伝えました。

NAS接続エラー

※実際の画像は、「landisk-life」ではなく「\\192.168.100.100」です。

同様に、「\\landisk-life」で試してくれと指示がありました。もちろんダメです。

確認のためいろいろ症状をききましたが、試したのはこれぐらい。。

ほかのパソコンからは問題ないことも伝えているため、「パソコンが原因の可能性が高い」と言われ、メーカーのDELLに問い合わせてくださいと言われました…orz

唯一得た情報は、「SMBは、関係ありますか?」と聞くと、「古いNAS製品はSMBの設定が必要な場合もありましたが、最近発売されたNASは、最新のSMB(確か3.0?)に対応しているため、問題ありません」との回答でした。

・・・まぁ、パソコンが問題なのはわかります。でも、「NASにアクセスするために設定方法を教えてほしいんですけど…」とは言えずDELLに問い合わせてみることにしました。

DELLに電話してみる

アクセスできないパソコンは、「DELL Vostro 3470 Windows10 Pro」です。

「DELL SupportAssist」を起動し、「サポートを受ける」からDELLのサポート(0120-945-408)に問い合わせてみました。

DELLSupportAssist起動

初めは、中国系の方と思われるサポートの方が出ました。法人であることを伝えると、法人部の窓口に電話転送されました。こちらは日本人の方でした。

症状を伝えると、パソコンが問題ではないようなので次の2つを試してほしいとのことでした。

①マカフィーを終了させて、接続を確認してみる

ブラウザからはアクセスできるので、ファイアウォールではなくマカフィー自体を終了させ、アクセスできるか確認してほしいとのことでした。

タスクマネージャーからマカフィーの終了を試みましたが、なかなか終了してくれません。

マカフィーを無効にする

終了してくれなかったので上記の部分をすべて無効にして、NASへのアクセスを確認してみました。やっぱりダメでした。

②DELL Diagnostics(診断)を実施してみる

DELLを再起動させ、ロゴが表示されたタイミングで「F12」を連打する。

BIOSのような画面が表示されるので、「Diagnostics」を選択し診断を実施します。

3~4分程度で終わりましたが、特に問題ありませんでした。英語なのでよくわかりませんでしたが、診断後に表示される「OK」ボタンを実行すると30~40分かかる詳細の診断モードが行われるようです。今回は、クイック診断のみで終了です。

 

結局、サポートに問い合わせても問題が解決しなかったので、自力で解決方法を探すことにしました。

Windowsのログオンユーザーを変えてみる

NASにアクセスできないので、マニュアルを隅々まで読むことにします。

LAN DISKのマニュアルは、「LAN DISK」にアクセスし、「マニュアル」をクリックすると開けます。

LAN DISK マニュアル起動

マニュアルの、①導入する>②共有にアクセスするの下のほうにある、「管理者が共有にアクセスする場合」というところに目が留まりました。

管理者が共有にアクセスする場合

Windowsで次のログオンユーザーを作成し、Windowsにログオンすると、すべての共有フォルダーにアクセスできます。

ユーザー名 admin
パスワード 本製品の管理者パスワード

※管理者は、管理者以外の他のユーザー専用・グループ専用として作成した共有フォルダーにもアクセスできます。
※このアクセスをする場合は本製品をワークグループモードでご利用ください。ドメインモードでは、すべてのユーザーにアクセスを許可した共有フォルダーのみアクセスできます。

Windows10の新規ローカルアカウントを作成してみる

試しに、Windows10の新規ローカルアカウントを作成してみることにします。

参考にさせてもらったサイトは、こちらです。「PC設定のカルマ」様、ありがとうございます。

設定>アカウント>家族とその他のユーザー(他のユーザー)>その他のユーザーをこのPCに塚>このユーザーのサインイン情報がありません>Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する

ここで、やっとローカルアカウントの作成ができます。※HomeとProで多少違うようです。

このPC用のアカウントの作成
ユーザー名、パスワード、セキュリティの質問と答え×3を入力し、次へに進みます。

これでやっとローカルアカウント(admin)を作成できました。

ローカルアカウントでサインインしてみる

ローカルアカウントを作成したので、さっそくアカウントを切り替えてみます。

・・・ところが、adminのアカウントが表示されません。

Windows10 ログイン画面

「違うだろうなぁ~」と思いつつ、「他のユーザー」を選択して、ログインIDとパスワードを入力してみますがログインできません。パスワードが間違った可能性もあるので、やり直してみましたがダメでした。

 原因はoffice365のAzureADでサインインしたため?

ローカルアカウントが表示されなかったので、いろいろ調べてみると全く同じような症状の記事がMicrosoftコミュニティに投稿されていました。

 AzureADアカウント(Office365アカウント)でサインインしたWin10からLAN上のマシンにアクセスできない – マイクロソフト コミュニティ

オフィスは「Microsoft Office Home&Business」 ではなく、Office365のほうがいいと思って、「Office 365 Business Premium」を導入し、個人毎にアカウントを作成して使っています。

パソコンのセットアップの際、Windows10 Homeのパソコンは、ローカルアカウントを作成して使っていましたが、NASにアクセスできないパソコンは、Windows10 Proは、「ローカルアカウント」でも「Microsoftアカウント」でもない、「Azure ADアカウント」で使っていました。

職場または学校にアクセスする

Azure ADの接続を切断し、作成したローカルアカウント(admin)でサインインして試してみることに…

新しく作成したアカウントなので、何もないきれいな状態です。ファイル名を指定して実行を開き、「\\192.168.100.100」を入力すると

・・・開けました!!やっとNASにアクセスできました^^

原因は、Windowsのログイン時のアカウントが原因というところまで特定できました!

最後に

NASにアクセスできない原因を特定することができましたが、アカウントを変える必要があるので、完全な解決までは至っていません。

いくつか方法がありそうなので、調べて解決したいと思います。